診療科・各部門紹介
睡眠時無呼吸症候群は(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、気道の閉塞などの原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。いびきや起床時の頭痛、日中の眠気や倦怠感などの症状があります。また、高血圧や脳卒中、心筋梗塞などを発症する頻度が3~4倍も高くなり、糖尿病などの合併症を引き起こすこともあります。さらに、日中の眠気のために、交通事故を引き起こす危険性が7倍も高くなります。
睡眠時無呼吸を調べる検査としてパルスオキシメータを利用したスクリーニング検査があります。これは指に機械を装着して、寝ている間の血中酸素飽和度を記録する検査です。無呼吸があれば血中酸素は低下していきます。
スクリーニング検査で異常がみられた場合、ポリソムノグラフィー検査をお勧めいたします。この検査は一泊入院をして行う精密検査で、睡眠中の鼻と口の気流、動脈血中酸素飽和度、換気運動(胸部・腹部)の動き、筋電図や眼電図(レム睡眠判定)、脳波、心電図、睡眠姿勢(仰向きか横向き)などを調べます。解析したデータをもとに、タイプや重症度を診断して治療方法を検討します。
当院では睡眠時無呼吸外来を行っております。予約診察になっておりますので予約される方は病院までご連絡ください。
睡眠時無呼吸外来
毎週水曜日の8:45~10:45 予約診察のみ 0438-22-7111
初診の診察や簡易検査、精密検査の予約は水曜日以外も行っております。
まずは電話にてご相談ください。
♦スクリーニング検査(自宅で行う検査で寝るときに指に装着する簡易検査のひとつです。)
♦ポリソムノグラフィー検査(病院で一泊入院して行う精密検査です)