診療科・各部門紹介
当院では患者様にとって有用な画像情報を提供するために診療放射線技師が安全・迅速をモットーに検査を行っています。X線撮影システムは、患者様の乗り降りが容易な寝台昇降機能や転落防止の安全機能を備え、マルチスライスCTは、頭・胸・腹などのミリ単位の断面像や立体像(3D)の鮮明な画像が得られます。各装置はPACS(画像保存通信システム)でつながっており、診察室や病棟で瞬時に参照することができ、過去画像との比較も容易に行えます。
一般撮影装置(CR)
透視撮影装置(DR)
マルチスライスCT装置
PACS装置(モニター画像診断)
超音波(エコー)検査
現在当院では腹部、心臓、頸動脈の超音波検査を行っています。検査の進め方は超音波を通しやすくするためのゼリーを塗り、超音波プローブという機械を当てて検査を行います。超音波は人体に無害で痛みもありません。検査時間は15分前後で終了となります。
主に消化器内科医師が担当しています。肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・血管の形や大きさを観察することができます。その他には臓器の腫瘍性病変、脂肪肝や肝嚢胞、胆嚢ポリープや胆石、総胆管拡張、膵管拡張や膵のう胞、腎結石や腎盂拡張などがわかります。超音波検査は消化管のガスなどにより臓器全体が描出しにくい場合が多く、その場合は腹部CT検査と合わせて診断しています。
肝臓の超音波画像
膵臓の超音波画像
胆嚢の超音波画像
腎臓の超音波画像
主に循環器内科医師が担当しています。心臓の動きや弁の動きをリアルタイムに観察することができます。また、弁の狭窄・逆流などを調べ、虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、心不全などを診断しています。
頸動脈の超音波画像
主に診療放射線技師が担当しています。頚動脈エコーは頚部の血管を超音波で検査することで、血管の中がつまっていないか、血管の壁が厚くなっていないか、血流は正常に流れているか、など観察します。頚動脈の動脈硬化は全身の動脈硬化の指標として健康診断などでも幅広く行われております。糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙者などの動脈硬化の危険因子がある方におすすめしています。